岩崎法律事務所ブログ 誠心一途

大阪北区天神橋で日々奔走する法律事務所での弁護士としての経験に基づく様々なお話をしたいと思います。

大阪北区天神橋で日々奔走する法律事務所での弁護士としての経験に基づく様々なお話をしたいと思います。

「それを言っちゃあお終いよ」

それを言っちゃあお終いよ
寅さんの決まり文句の一つとしてご存知の方も多いと思います。
私も最近医師との電話でそれを実感しました。
前回の電話は診療中で診療が終わってからと事務方から言われ
ていたので診療が終わった頃に(といっても同医院のホームペー
ジでは未受診患者
1名の表示が出ている状態でした。)電話した
が出ない、結局
3回目に医師が出てきて、概要「こんなに診療時
間が過ぎてからでは困ります、これから学校の○○の仕事に出
かける忙しいところなのだが、今回に限って対応します。
この前にも言ったように診療時間中に来院して欲しい、
(このときはそう言われたので、私は訪院して説明を聴きました。)
こんなことが続くと患者の診察はしませんよ」という趣旨の応
答を一方的に、すなわち、こちらが何故この時間になって、し
かも訪院せずに電話したかも聞こうとせず、いわば頭ごなしに
してきたのです。
このような対応をされては私もこれ以上話す気も失せ、
電話を切りました。

私は、医療過誤事件も少なからず担当してきましたので、患者
本人あるいはそのご家族が病院あるいは医師について持っている
思いをよく耳にします。
その中で医師が「それを言っちゃあお終いよ」という言葉を発し
ていた、その言葉がなかったら、例え過誤があったとしても、
訴訟までには至らなかったと話された事件も何件かあります。
例えば、発作を起こして治療中の患者と近親者に向かってあから
さまに発した「今度このようなことがあったらお終いだからね」
という言葉、超高齢の患者への施術が奏効しなかった後で説明を
求めに訪れた遺族に平然として述べた「この施術は超高齢者には
むかなかったということだね」という言葉などです。
これらの言葉は、あるいは医師としての本音を述べたものであっ
たかもしれませんが、患者側の人たちにこのような言葉がどのよ
うに受け止められるのかを考慮しない、いわば空気を読めない、
また読もうともしない自分本位の言葉でしょう。
私が経験した上記「もう診察はしませんよ」の言葉は、正当な事
由がない場合には診療拒否すなわち医師法
191項の応召義務違
反となる言葉なのです。
この医師も当然この条項は周知しているはずですが、つい本音を
吐いてしまったのでしょう。
患者のことを心配してとにかく様子を知りたいと思い、遠路であ
るため電話で様子を尋ねてくるケースもあるはずです、そのよう
な電話に全て同じように診療時間内の来院を求めるだけで、そう
しなければ診察をしないといわば脅し
(患者側に経てばまさに脅し
と感じられます。
)を掛ける対応は許し難いのです。

弁護士においても、余程の不都合がない限りは「辞任する」と
いう言葉は使ってはならないと日頃から戒めてはおりますが、
今回の件を他山の石として改めてこの念を更に深くした次第です。


某弁護士法人事務所の業務停止の余波


 つい先日、全国展開中の弁護士法人である某事務所に対し10月11日に
東京弁護士会が業務停止2ヶ月の懲戒処分をしたニュースが報じられました。
東京の弁護士の懲戒が私の仕事に影響を及ぼすことなど今までありませんで
したが、今回は180人以上もの弁護士を抱えているといわれる大所帯の事
務所が受けた業務停止処分だけに、私が受任している事件(同事務所の目玉
である過払い金事件ではありませんが)に影響が及びました。
事件の相手方の代理人が同事務所だったのです。
たまたま、同事務所の担当弁護士と10月11日和解の話をし、相手方から
賠償金を支払ってもらう内容で当方が依頼を受けた方の承諾を得れば翌日和
解が成立する運びでした。
この承諾を頂きましたので、翌日同事務所ね電話したところ繋がらなくなっ
ており、その後上記の事情を知ったのです。
担当弁護士からも何の連絡もありませんので、緊急事態ですので、相手方に
代理人として弁護士がついた場合には禁止されている直接連絡を取らなけれ
ばならないと思っていると、相手方のほうから連絡してきてくれましたので
何とか和解契約を締結できることになりました。
当方の問題は解決したのですが、後は相手方本人と同事務所との事件終結
に際しての処理をどうするかでしょう。
一応事件終結直前まで行き着いたところで、受任者である同事務所の都合で
停止した事件処理についてどうなるのでしょうか。
報酬金についてどうするか等の問題です。

事件の筋

永らくご無沙汰しましたが、久しぶりに更新します。
よく事件の筋ということが言われます。

例えば事件の筋が良くないなどということがあります。
ヤクザ等の素行不良者が絡んだような事件が典型でしょうが、単なる不法行為と
いわれるだけでなく、犯罪、あるいは犯罪になりかねないような問題を含む事件
を指す場合にも使われるようです。 

また、そういう事件関係者に左右されることなく、事件の筋からは、こちらが
勝たなければおかしい事件で予想外の判決が出ますと、裁判所(裁判官)は何を
考えているのだ、不当判決だとの非難が出たりもします。
単に安易な杓子定規的な判決は避けて欲しいのが誰もの思いでしょう。

元裁判官の先輩弁護士「一見おかしいなと思われるような判決の中には、事案
をよく読んでみると、裁判官がその事件の筋から勝たせるべきであると判断した
当事者を勝たせるために、いろいろと苦心した結果の判決もあるのです」と話し
て下さったことが、今でも心に残っています。

  

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