岩崎法律事務所ブログ 誠心一途

大阪北区天神橋で日々奔走する法律事務所での弁護士としての経験に基づく様々なお話をしたいと思います。

大阪北区天神橋で日々奔走する法律事務所での弁護士としての経験に基づく様々なお話をしたいと思います。

法廷ウオッチャー


裁判ウオッチャーとも呼ばれるようですが、この人達を意識しだしたのは
相当昔になります。
法廷前のベンチで担当事件開始までの時間待ちをしていると、いくつもの法
廷が見渡せる廊下を、審理開始時間と事件名が書かれた掲示板をいちいち見
ながら歩き回っている人が目についたのです。
自分が行くべき決まった法廷があるとは思えない動きだったからです。
大きな裁判所では、平日の10時頃から17時頃までどこかの法廷で事件の審理
が行なわれているはずですから、それを見て廻ることは、時間をもてあ
まし
ている人には好奇心を充たし、社会勉強も出来る暇つぶしには恰好なの
かも
しれません。
しかしこの人達にとっては、単に暇つぶしのつもりでも裁判を受ける当事者
にとっては、法廷内の傍聴席にその人達が存在するだけで、少なからぬ影響
を受ける場合が結構あるのです。例えば、1回の傍聴では何のことかさっぱ
り判らないので顔見知りの関係者
以外には傍聴人が殆どいない民事事件、家
事事件の傍聴席に見知らぬ人が
座っていると、事件の当事者は、傍聴席に誰
が来ているのか気掛かりなもの
です。
また刑事事件で、被告人が暴力団から絶縁するので組には戻らないと決意を
述べようと思っているところに、組関係者のような人物が傍聴席にでんと
座っているとつい怖気づいて、言いたいことも言えなくなったりするのです。
そこで、傍聴席に何者だろうというような人がいると、私の方から、「あそ
こに座っている人、知っていますか?」と聞いてみたり、裁判の後で、
「傍聴席にいた人は誰ですか?」と逆に私が聞かれることもあるのです。
ところで、ウオッチャー同士が馴染みになり、「あの裁判官は“ああだ、
うだ”」と評論し合うこともあるそうですが、私も「この人はどう?」

その評価を聞いてみたい気持ちにさせる裁判官に当たることもたまには

ります。

以 上

弁護人はつらいよ

 私は、刑事事件も担当します。

主に国選弁護事件です。
国選弁護制度は昔は被告人国選すなわち裁判所に起訴された人の弁護だけでし
たが、現在は被疑者国選すなわち捜査段階の被疑者の立場にある人の弁護制度
も加わっています。
被疑者や被告人が在宅(身柄を拘束されていない)の場合には余りないのです
が、留置所や拘置所に勾留されている場合に弁護人として接見(面会)した際
にいろいろなことを頼まれることが結構あります。
事件のことについては○○さんがよく知っているので聞いて欲しいとか、証人
として○○さんに出てもらいたいので頼んで欲しいとか、家族・知人等が心配
していると思うので連絡を取って安心させて欲しい、面会に来るように伝えて
欲しい、着替えや手持ち金がないので差し入れを頼んで欲しいなどの連絡は刑
事弁護人として選任されたからには当然するべき職務でしょう。
ところが、警察署は賑やかな町中にあることが普通ですから、お金を渡すので
近くの本屋で○○という本や最新の週刊漫画本を買ってきて差し入れして欲し
いとか、同じ拘置所の収監者同士の郵便の遣り取りはできないので、○○さん
に送って欲しいといって切手を添えて写真を送ってきたり、弁護人なら拘置所
に送れるのでと外部の人から何回にも分けて何冊もの便箋を送って来たことも
あります。
これらの頼まれ事はほとんど本来の刑事弁護の弁護人としての職務と関係のな
いものです。
特に控訴審ですと、1審判決が出ており、控訴しても刑は変わらないと観念し
ている人などは、未決(判決確定前)のうちに服役したらできなくなることを
やっておきたいと、このような依頼をしてくることが結構多いのです。
身柄を拘束されて頼める人とも頻繁には連絡の取れない等の環境におかれてい
る立場を考えると無碍に断るわけにもいかず、なるべく要望にそうようにはし
ています。
しかし、事件そっちのけで、今度はこれ、次はこれと次々と注文してきて、
1000円余りの切手の差し入れを断ると、ケチな弁護士だといわんばかりに「こ
れまで会った弁護士さんは皆差し入れてくれたのに」などと嫌味をいってくる
人に出会うといい加減にしてくれと言いたくなるのです。
今度は何を頼まれても断ると決めて出向いても、なにか頼まれごとを持ち帰っ
ているというような頼み上手な人には手を焼いています。

 

桜の季節

4月11日から造幣局の桜の通り抜けが始まったとのこと。
ここ2年ほど夜桜見物に出かけていたのですが、今年は何時から始まるのかを気に
留めることもなく過ごしていました。
暖かくなったと思ったら直ぐ寒さが戻るの繰り返しで、何時までも寒いなとの感じ
が桜の季節が近づいているのを気付かせなかったのでしょう。
通り抜けをしていると、何という人出だと思うほど、例えれば満員電車に乗って押
し合いしているような気持ちになってきます。
お祭り騒ぎの雰囲気が好きな人には、そこにも花見だけではない魅力があるような
気がします。

 

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